四字熟語

晴れた日が良い天気とは限らない理由


From:渡辺知応

困った時の友を真の友と言う。と言ったフレーズをどこかで見かけたことがあります。
確かに、銀行などは商売であって友達ではない。
お金があるときには声をかけてきて、融資させてほしいと言うが、破産寸前の本当に助けてほしい時に一銭のお金も貸さない。
そんな時の一銭がありがたいのですがね、、、

さてさて、喉が渇いて倒れそうなとき、コップ一杯の水がどんなに嬉しく、美味しいことか。
たとえその水がぬるくても、それはそれは甘露や天の美禄にまさるものです。

日照り続きで土地が乾き切り、作物は枯れ死寸前。
このままでは大飢饉となって、村や国単位で大在の死者が出てしまう。
そんなときに一雨あれば、、、
まさしく恵みの雨。
天に向かって手を合わせたくなるものです。
こんなときに口々に揃えて言うのが『干天慈雨(かんてんのじう)』です。
つまり、待ち望んでいた物事の実現や困っているときにさしのべられる救いの手に例えた言葉が『干天の慈雨』ということになります。

『慈雨』とは言うがもとより雨には慈悲も冷酷も、そんな人間的な感情はありません。
つまり、人間が自分たちの都合でそのシチュエーションによって一喜一憂しているだけのことです。

そうそうこんな失敗談を聞いたことがあります。
ニュース番組の天気予報で、、、
『今日は1日を通して晴れ間が続くでしょう。こんな日はよても良い天気ですね。』
と、新人のキャスターが言ってしまったところ番組にクレームが来たそうです。

はて?何がいけなかったのか?

実はこれもその人が自分の都合によって一喜一憂しているだけのことこでした。
このキャスターからすれば『晴れ=良い天気』と言う図式で語っていました。
しかし、パブリックな場面ではそうとも限りません。
『良い天気』は人や業種によって全く違います。

傘屋さんは雨が降っている方が売り上げ良いし、雪が降らなきゃスキー場は頭を抱えます。
台風や雷雨が良い天気という人達もいます。
人によって使う場面が違いますよね。

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