美しき日本の言葉

尾を振る犬は叩かれず


From:渡辺知応

『窮鳥懐に入れば猟師も殺さず』
これは、逃げ場を失った鳥が懐に飛び込んでくれば、鳥を撃つのが仕事である猟師であっても、哀れに思って殺したりはしないということからであります。
つまり、、、決死の覚悟で相手の懐に飛び込むとまでは行かなくても、恭順の意を表している者を殴りつけるわけにも行かないといった意味ということです。

『尾を振る犬は叩かれず』も同様のことわざです。
あからさまに尾っぽを振ったり、肩の埃を払ったりするのは卑屈ですが、、、
まぁ、そこまでしなくても人当たりをよくするように心がけていれば、敵視されることはないということですね。

さて、このことわざは犬に向かって尾を振りなさいと忠告していることわざですが、、、
尾を振る犬を受け入れる側の者に対して忠告することわざもあります。

『尾を振る犬も噛むことあり』

ブンブンブンブンと尾っぽを振って愛想よくしている様でも、、、
ガブリッ!と噛まれて痛い目に合うぞ!気を許してはいけない!そんな奴こそ気を引き締めて見ていなければならないと注意を促すことばです。

ピックアップ記事

  1. 敷居や畳の縁を踏んではいけない理由
  2. 『えんがっちょん!切ったー!』のあの指のジェスチャーってどんな意味があるの?
  3. 夜に口笛を吹いてはいけない理由とは?
  4. トイレに唾を吐いてはいけない理由
  5. 家の中で新しい靴を履いて、そのまま外に出てはいけない理由

関連記事

  1. 美しき日本の言葉

    『しゃらくさい』ってどんな意味?

    From:渡辺知応 時代劇などで、威勢のいい男性役者さんが『…

  2. 美しき日本の言葉

    『嬲』から連想する男女の関係

    From:渡辺知応『嬲』という漢字が読める人はいますか?『なぶる』とい…

  3. 美しき日本の言葉

    クリスティアーノ・ロナウドが刺青を入れない理由

    From:渡辺知応『あたら』という日本語があります。最近ではあまり聞き…

  4. 美しき日本の言葉

    『たなごころ』に現れる日本人の心

    From:渡辺知応『私の頬をそっと包んでくれた母の”たなごころ”は、柔…

  5. 美しき日本の言葉

    お天道様についてのアレコレ

    From:渡辺知応 御天道様(おてんとうさま)と言えば、太陽…

  6. 美しき日本の言葉

    まぼろし〜♪ではなく、まほろば〜♪

    From:渡辺知応 『まほろば』という日本語があります…

ピックアップ記事

過去の記事

  1. 日本の風習

    『かごめかごめ』の遊びに隠された秘密
  2. 日本の風習

    日本の風習に合った出生の順番とは?
  3. 日本の風習

    『創られた伝統』を加速させる現代の年末年始
  4. 日本の風習

    日本のお墓事情について
  5. 日本の禁忌(タブー)

    玄関を通過してはいけないものとは?
PAGE TOP