日本の風習

田んぼとプロントの意外な共通点


From:渡辺知応

田んぼと言えば、、、
お米を作る場所ですよね。

正確にはお米の元となる稲を栽培する場というのが一般的な理解だと思います。

ところがどっこい。
田んぼの活用方法は稲作だけではないのです。

小学生の時に習った、二毛作が頭をよぎりますが、それだけではありません。
生業複合論といい、漁撈(ぎょろう)や畑作(はたさく)など、さまざまな生業の場として利用されてきました。

漁撈???
ぎょろう??

田んぼで魚を獲るんですか???
と、頭の中に?が浮かんだ方もいるのではないでしょうか?

昭和30年代以降に農薬や化学肥料が大量に導入される前までは、田んぼにドジョウやフナ、タニシなどがたくさんいたそうです。
田んぼの水が出入りする場所に仕掛けをしておけば、明くる日には勝手に大漁だったそうです。

これを水田漁撈(すでんぎょろう)と呼びます。
ここで獲れた魚介類は貴重なタンパク源として扱われていました。
さらに、この水田漁撈が発展すると、田んぼで鯉を養殖する強者も出てきたそうです。
いやはや。水田養魚はすごいですね。

その後、水路が整備されると田んぼに年中水を張っている必要がなくなりました。
水の出し入れが自由になり、稲作が出来ない冬の時期は田んぼを乾燥させて畑として利用したのです。

いわゆるこれが二毛作ですね。
裏作とも言います。
麦を作ったり、玉ねぎなどを栽培していたそうです。

そうそう、昼間はカフェで夜はダイニングバーになるプロントってお店がありますよね。
たしか、18時頃に切り替わるのですが、、、
カフェ営業からダイニングバー営業にチェンジする時、営業を止める事なく、照明がほんのり落とされ、テーブルにはナプキンが敷かれ、フォークとナイフがセットされます。
雰囲気がガラッと変わる瞬間に初めて出会わせた時は驚きました。

このように、昼と夜とで営業の提供する料理が変わり、運営形態が変わるお店を『二毛作営業』というそうです。

話は戻りますが、、、
二毛作以外でも、田んぼの畦(あぜ)で大豆やそら豆といった野菜を栽培し、その豆を使って1年分の味噌の原料を確保していたとう話も聞きます。

このように、田んぼは単にお米を作る場所ではなく、生活に必要な物を確保するための場所であった事がわかりますね。
いやはや。田んぼの利用法には驚かされます。

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