日本の禁忌(タブー)

迷信とはいったい何なんだ?


From:渡辺知応

いつも、ブログを拝見させてもらってます。
毎日書くってすごいですよね〜。
でも、ホントに日本のしきたりとか風習って面白いですよね〜。
昔からある迷信が今になってよーくわかります。
ホント勉強になります!

と先日、このよう嬉しいお言葉をいただきましたが、、、
ん?ちょっと待って?迷信?

今、迷信っておっしゃいました?

まぁ〜確かに迷信じみた事も書いてますが、私が伝えたいのは『迷信』ではなく、『俗信』なんですよね。。。

と、言ってもきっと俗信と迷信の的確な違いがわからないと思います。

まず、迷信というのは、、、
現代社会には、決して科学的根拠や合理性が有さなくとも、多くの人たちが信じ、守り、実際に実践している行為や言い伝えがたくさんある。それらは人々の長い時間のなかで培われてきた豊富な経験に基づく、いわば暮らしのなかの「知恵」である。

民俗学のレジェンド、柳田國男はこれを『俗信』と名付けました。
民俗学の重要な研究対象として『俗信』を位置付けたそうです。

『俗信』には、禁忌(きんき:やってはいけないタブーな事)、占い、予兆、呪い、民間療法、妖怪、幽霊などがこの俗信に含まれるそうです。
『民俗知識』や『民間信仰』として各地域で深く浸透しています。

一方で、『迷信』というのはどんなものかというと、、、
俗信の考え方の延長線にあるのですが、人々の暮らしにおいて害をもたらす可能性のあるものを『迷信』と言います。

まぁ、俗信も迷信も角度を変えて見てみると、どちらも曖昧で区別がつかない事が多いんですけどね、、、

例えば、、、
丙午(ひのえうま)年に生まれた女性は嫌われるという俗信があります。
まぁ、理由を簡単に説明すると、丙午の年は火の難が多く、火の災いの年であると言われています。
昔の人は火事を何よりも恐れていました。

で、なぜ女性かという理由ですが、江戸時代に『お七』という女性がいました。
心も体も燃えるような恋愛をしたあげく、身を結ぶ結果にはならなかったそうです。

まぁ、このお七は気性が激しく、男性の方が参ってしまったようなのですが、、、

怒り狂ったお七は相手の家に火を放ちました。
はい。江戸の街が大火事です。

で、このお七が丙午だったから、、、なんて説からきているようです。

ね。もうどこからが俗信で、どこからが迷信かわかりませんよね。

日本には無数に俗信や迷信が存在します。
現代には科学などの合理的思考が発達して、『いやいやいや、、、』と言いたくなる俗信があります。
ですが、それも全てひっくるめて、私たち日本人が培ってきたしきたりや風習です。
信じるとか信じないとはではなく、、、

しきたりや風習を知る事で、私たち日本人のルーツがわかる事と思います。

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