日本の風習

同じお店が日本各地にあるのに、その地域の特色がわかるお店とは?


From:渡辺知応

2015年現在、日本には5万3182カ所にコンビニがあると言われております。
ちなみに、お寺の数はそれよりも多く約7万5000ヶ寺あります。

さて、そんなコンビニエンスストアですが、日本中の至る所で目にするようになりました。
当初は『コンビニ商品』なとどからかわれていました。

主婦の料理離れを助長するだとか、、、
青少年の偏食の根源だと言われた時代もありました。
深夜営業についても、非行の温床とさえ言われました。

ですが、『レンジでチン』という言葉が日本全国を駆け巡り、市民権を得ました。
時代変化により、深夜遅くまで働く人には絶対的な見方でもあります。
また、暗闇を照らす存在は一種の安心をもたらすスポットにもなってきているようです。

あーだこーだ言われた時代はあるにせよ、結局のところ『コンビニ』は現代の生活に見事に溶け込みました。
国民の生活になくてはなら存在となったわけです。

ですが、コンビニ登場の陰に隠れてひっそりと消えゆく商売もあるのです。

例えば、酒屋さんですね。
サザエさんに出てくる三河屋さんのような御用聞きで成り立っていたような酒屋さんはすっかり衰退してしまったといえます。
と、言うかフランチャイズで事業展開しているゴンビニエンスストアの大手が、手っ取り早く酒販売の事業免許を手に入れるために次々とコンビニ化していきました。

どうです?
あなたの実家付近で昔酒屋さんだったところがコンビニになっていませんか?
そのようなコンビニにいくとひっそりと当時の屋号だけが残っている場合もありますよ。

さて、そんなコンビニですが、小規模な店舗内をいかに効率よく回転させるかが商売繁盛の起点にもなります。
なので、各地のコンビニはその地域に合わせた陳列をしているのです。

え?どのコンビニも変わらないって?
まぁ、そりゃ人間のメカニズムの基本は一緒なので、そうそう見た目が変わる訳ではありません。

そういった意味ではなく、購買圏に相当する地域のあらゆる情報を毎年、毎月、毎日、毎時間ごとに収集し、分析し、店舗の陳列に反映されているのです。
陳列だけではなく、商品の種類や数量なども含まれます。

例えば、通勤通学の動線にある店舗やオフィス街にある店舗、または観光地にあるコンビニでは年、月、日、時間によって人の出入りが違いますよね。

つまり、その地域の生きた情報の結果分析から得られるデータには、その地域のニーズが見事に反映されているのです。

地域住民の嗜好や風土、気候の特徴、年中行事や独特の習慣などの情報までが、その店舗経営のキーポイントになるのです。

どこも同じコンビニだと思わずに、ちょっと視点をずらして見てみるとその地域の歴史が感じられます。

そうそう。店舗の陳列云々で売り上げが変わると述べましたが、、、
ですが、実際は本当に売り上げを左右するのはそこで働く人によってなのです。
店員さんの対応によって、お客さんの満足度は100にも0にもなります。
これは次回の購買に深く関係するのですが、、、
この辺のことはまた機会を変えてお話しできればと思います。

たかがコンビニと言わず、じっくり見てみてください。
以外と面白い発見ができますよ。

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