語源

日本語の理解に苦しむ外国人


From:渡辺知応

前回、標準語と方言。さて、どちらが”標準”なのか?という記事を書きましたが、、、
外国の方からすれば、どちらが標準という以前に、日本語は難しいとの事です。

昨年の12月に日光へ行った時の話です。
宿泊先の硫黄泉の温泉に入っていると、、、

『お疲れっすー!』
『はいはい。お疲れっす!』
『おー!これが露天風呂ってやつですかー!』
『この臭いの元が硫黄泉なんだね!』
『タオルは湯船に入れるなよー!頭の上に乗っけておくんだぞー!』

といった声が聞こえてきました。
ん?高校生くらいの団体が入ってきたのかな?と思い声の先を見ると、、、

30代くらいの外国人が大勢入ってきました。
それも多国籍です。

おぉ。なんだか圧倒されるぜ。。。

そう思いながらも露天風呂に入っていると、、、
多国籍の外国の方がゾロゾロと露天風呂へ入ってきました。

日本人は僕だけ。
その他、多国籍な外人さんが15人程。

おぉ。なんだか圧倒されるぜ。。。

しばらく様子を見ていたのですが、、、
それはそれは、マナーが良いのです。
はっきり言って、日本人以上にマナーが良い気がしました。

しかし、熱いお湯にあまり慣れていない方は、、、
もう熱くてダメだー!もう上がるー!お先にー!
と言いながら出ていきました。

その時、ロッカーの鍵が岩の上に乗っていました。
きっと先ほどの方が忘れていったのだと思い、まだ残っている方に声をかけると、、、

『かたじけない。ありがとうございます。』

ご丁寧にお礼を言われ、深々と頭を下げられてました。

うぉ、、、『かたじけない』って、、、
そんな日本語を使う日本人も少ないのに、、、

少し話をしてみようと思い、再び声をかけると、本当に流暢な話ぶりです。
彼らは、かれこれ半年くらい前から日本にきていて、毎日日本語だけを勉強しているそうです。
その日は研修旅行だった様です。
本国に帰ったら日本語学校の先生になると言っていました。

これをきかっけに色々と話が進みました。
何よりも驚いたのが、話が盛り上がって、私が多少早口で話しても会話がしっかりでき、変な日本語もない程のレベルまで日本語をマスターされていたことです。

そこで、日本に来て何が一番大変だったのかという話になりました。
やはり、日本語が難しいとの事でしたね。

本国でも日本語を一生懸命勉強してきたそうで、日常会話はほぼ話せる状態で来日したようでしたが、、、
日本にきた当初は日本語がわからなかったそうです。

ある程度は話せるので、日本の方との会話が弾むと独自の言葉が出てくるそうです。
例えば、『嫌になる』という言葉を『やんなっちゃう』とかですね。

日本人には少し崩した会話文でもニュアンスで通じます。
ですが、外国の方には違う単語に聞こえてくるそうです。
これを理解するに時間がかかったと言っていました。

今ではもう慣れたと言っていましたが、、、
この絶妙な日本語の理解に苦しんだと言っていました。

まぁ、今では日本人以上に日本語が綺麗に使えるとも言っていましたね。
うん。確かに。私もそう感じました。

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  1. 2016年 5月 06日

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