美しき日本の言葉

なぜ、物が使えなくなる事を『オシャカになる』というのか?


From:渡辺知応

『オシャカになる』といえば、、、
作る過程において失敗したり、製品として役に立たないものになる事をいいます。
または、二度と使えない状態になる時の事の例えとしても使われます。

例えば、、、
『すっ転んで自転車をオシャカにしちゃった』といった具合に機会や道具について言ったり、、、
『せっかくの機会がオシャカになった』などとも使います。

さてさて、この言葉には面白い語源説があります。
まずは、関東編から。

金属を加熱して型に流し込み製品化をする工場などで、日を強くし過ぎて失敗してしまった時に使う言葉だったと言われています。
つまり、製品をダメにしてしまった時に使う隠語ということですね。

では、なぜ『オシャカになる』なのか?

それは、『火が強かった』と言うフレーズが、、、
江戸訛り『ひ』と『し』が同じ発音のため、と工場のうるささによって、、、
『ひがつよかった』といったはずなのに『4月8日(しがつようか)』と聞き間違えて、、、
4月8日はお釈迦様の誕生日だから『オシャカになった』と洒落を掛けた言葉になったという説があります。

また、関西編では、お地蔵さんを建立しようとしたらお釈迦様を建立してしまったところから、『あんれま!お地蔵がお釈迦になった!』という説があります。

また、別の説として、死ぬことから転じて物事がダメになることをいう俗語『お陀仏』がさらに転じて『お釈迦』になったという説もあります。

まぁ、形あるものは必ず壊れるという『諸行無常』を言ったお釈迦様からすれば、まさかここで自分の名前を使われるとは思ってもいなかったでしょう。

色々な説がありますが、根本を正しく、正確に使って欲しいと切に願います。

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