日本の風習

生活の中に潜む予兆の仕組みを解く


From:渡辺知応

 

SMAPの解散報道。
いやー。今年一番の衝撃でしたね〜。

まぁ。年末年始の特番などを思い返せば、『ん?こんな番組に出演するんだ。へー。なんだか意外だな。。。』とつぶやいた記憶があります。

ある意味これは、、、
予兆だったと言えますね。
まぁ。あくまで私の中での勝手な予兆ですけどね。

さて、私たちの生活にもさまざまな予兆が言い伝えられてきていますよね。

  • カラスの鳴き方がわるいと人が死ぬ
  • 靴の紐が切れると不吉なことがある
  • 茶柱が立つと良いことある
  • 蛇が現れると良いことがある
  • 黒猫が横切ると悪いことがある
  • 靴を飛ばして、表が出ると明日は晴れになる
  • 猫が顔を洗っている時に耳の裏まで掻くと雨が降る
  • 朝の蜘蛛は良いことがあるが、夜の蜘蛛は悪いことがある

などなど、、、
これらのうち、1つや2つくらいは聞いたことがある予兆ではないでしょうか?

しかし、予兆における原因と結果が当たっている、外れているにしろ、科学的な因果関係は認められていません。
なのに、どうしてこんな予兆が言い伝えられてきているのでしょうか。

例えば、カラスの鳴き方からくる予兆の言い伝えですが、、、
全国的にみて、カラスには霊的な能力が備わっていてそこが元になった。
と、いったところからこの不吉な予兆が生まれたと信じられてきました。

また、民俗学者の井之口章次氏はこのカラス鳴きについて論理的に説明してくれています。

埋葬のあとの供物に群がってくるカラスの印象に注目し「そういう光景ならば、近いころまで、あるいは現在でも、随所に見かけるところである。新墓に行けば、どこでもいつでも団子にありつける。そこで鳥が集まってくる。それを人も当然のことと知っているから、鳥の啼声を聞いて墓所を連想し、葬式や死に結びつけた予兆を言い始めたのである」
(出典:日本の俗信/井之口章次)

さらに、こちらも民俗学者の常光 徹氏が以下のように言っています。

一人の人間の魂が、生と死のはざまをさまようような重大な事態に陥ったと知らされた時、人々の意識はその奥底に死の予感を孕み(はらみ)不測の事態におののく。神経は過敏なまでに研ぎ澄まされ、平生は意に返さぬようなささやかな変化をも、異常の兆しではないかと敏感に感知しようとする。カラス鳴きを意識する裏側には、往々にしてそうした危機的状況が張りついていることがある。カラス鳴きが悪いというとらえ方は、人間の側の何らかの異常性をカラスという象徴的動物を媒介にして映し出したものという言い方もできよう。
(出典:民俗学がわかる事典/常光 徹)

ほほぉ。『カラス鳴き=死の予兆』が論理的にわかりますね。
つまり結局のところ、カラスの鳴き方が良いか悪かは聞く側の感情によるものだということですね。

と、いうことは、、、
冒頭のSMAP解散報道に対して抱いた私の感覚は、ちゃんとした予兆なのですね。おぉ!

あなたにもそんな感覚が、ある日芽生えたらそれはなにかの『予兆』ということです。

おぉ!ここに預言者現る。。。

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