From:渡辺知応
『時空自在』もっとも新しい四字熟語ではないでしょうか?
もしくは、多くの人に認知されず空しく消え去るか、、、
さてさて、現代は頭脳(コンピューター)の時代ですよね。
私たちは日々、接続網(ネットワーク)を介して各種の情報庫(サーバー)を訪ねています。
そこでは、、、
日常的に有益な知識を得たり、無用の広告の海に溺れています。
個人電脳(パソコン)や携帯電脳(モバイル)は当たり前のこと、、、
まさかここまで!はと思いもつかない所にまで電脳細胞が侵入しています。
例えば、外出先から電源を入れる炊飯器やお風呂。
最近のiPhoneのアップデートではエアコンや室内の電気のスイッチのオンオフ、家の鍵の開け閉めまで出来るようです。
スゴイですねー。
量販店では万引き発見用に付ける集積回路細片(ICチップ)がペタペタとくっ付いています。
体内にも入っています。
病院と接続した心臓鼓動先導装置(ペースメーカー)がその代表格ではないでしょうか。
情報処理の網と装置はいたるところに配置されています。
さて、今回の四字熟語である『時空自在』はこれらのことを称してみてはいかが?
と、国立国語研究外来語委員会が提案したそうです。
外来語?
そうです。
『時空自在』はもともと『ユビキタス(ubiquitous)』という外国語なのです。
意味は、神がどこにでも遍く在る。神の偏在、その神ならぬ電脳版がこれにあたります。
『情報機器に限らず、現代のカタカナ語の反乱はなんとかならんのかいな?
外国語をそのまま日本語に持ち込むのではなく、日本語で言い表す工夫せなあかんなー。』
と、いうのが事の発端だそうです。
国立国語研究外所が知恵を絞って捻り出したユビキタスを四字熟語で言い換えた『時空自在』ですが、、、
世間の反応は今ひとつ冷たい感じがします。
たしかに、もう一工夫せなあかんなー。