四字熟語

乱雑や乱暴な様子を言う言葉

From:渡辺知応

『狼藉者(ろうぜきもの)』という言葉は時代劇などではお馴染みですが、、、
まぁまぁ、現代の日常会話では使う機会がありません。

水戸黄門のテレビドラマでは、善人も悪人も互いに入り乱れて大立ち回りがおこなわれます。
で、黄門様の側近である角さんが程よいところでこう切り出します。

えぇえい!静まれ静まれ!皆の者!!!
そこの狼藉者よ!この紋所が目に入らぬか!!!

と、あのお決まりの文句を言うわけです。
どちらも好き勝手暴れ回っていたのに、、、
にわかに片一方が『狼藉者』になるのです。
まぁ、この手のことは席に言ったもん勝ちであります。

さて、肝心の『狼藉者』の意味ですが、、、
『狼』は読んで字のごとく、オオカミであります。
『藉』は草を踏みつける、草で作った敷物を敷く意であります。

つまり『狼藉』とは、狼が寝た跡は一面に草が折られ乱れている様子を言います。

この『狼藉』がつく四字熟語に『杯盤狼藉(はいばんろうぜき)』ということばがあります。
これは宴会に使われたさかずきである『杯』と食べ物が持ってあった皿である『盤』が、、、
『狼藉』している様子を言います。

みんな酔っ払っているから、杯も盤もひっちゃかめちゃか。
もちろん元の位置に戻ることはありません。
戻らないだけならまだしも、、、
取り落す、ひっくり返す。
ひどい場合は投げつける。

食べ物のお皿も飲み物のコップも入り混じった食器類が足の踏み場もなく散らばっている。
ホント、乱雑きわまりない。
確かに『狼藉』であります。

そこで店の店主や女将さんが登場し、、、

えぇえい!静まれ静まれ!皆の者!!!
この狼藉者!あんたたちはもう出入り禁止だ!出て行けー!

と心の中で叫び、後片付けをする。

この記事を書いていたら何かのテレビ番組の再現VTRでやっていた事を思い出しました。
(あら?時代劇だけではなかったですね。)

さてさて、気がつけば今年も残すところあと1ヶ月半もありません。11月半ばが過ぎましたね。
これからは忘年会シーズンに突入しますが、、、
くれぐれも『杯盤狼藉』のような飲み方はせずにスマートに楽しく飲みたいものですね。

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