From:渡辺知応
木を生活の場としている猿でも、木から落ちることもあるらしいです。
『猿も木から落ちる』とは、そうした得意な領域での失敗をいうことわざですが、、、
今回の題名にある『木から落ちた猿』ということわざは一体どういう意味なのか?
あなたはわかりますか?
このことわざは、どういう理由かで落ちてしまった猿に視点を置いているものです。
つまり、こういうことです。
これまで頼りにしていたものがなくなって、どうしていよいか困惑してしまう。そんな様子の時に使うものです。
それはそうでしょう。
自分の得意な領域をはなれたために無力になる。
それもそうでしょう。
そこには、しょんぼりした猿の姿が目に浮かびますよね。
『陸に上がった河童』や『水を離れた魚』など、同じような発想のことわざも多く存在します。
河童は本当のところどうだか知らないですが、魚は水を離れれば程なくして死んでしまいます。
それに比べれば、猿はまだ生きていかれますよね。
落ち込んだだけで済むなら挽回の余地はまだまだあります。
以前、どこかで、、、
『木から落ちても猿は猿だが、代議士が選挙に落ちればただの人』と言っていた政治家の方がいました。
うーん。。。誰だっけかな??