美しき日本の言葉

尾を振る犬は叩かれず

From:渡辺知応

『窮鳥懐に入れば猟師も殺さず』
これは、逃げ場を失った鳥が懐に飛び込んでくれば、鳥を撃つのが仕事である猟師であっても、哀れに思って殺したりはしないということからであります。
つまり、、、決死の覚悟で相手の懐に飛び込むとまでは行かなくても、恭順の意を表している者を殴りつけるわけにも行かないといった意味ということです。

『尾を振る犬は叩かれず』も同様のことわざです。
あからさまに尾っぽを振ったり、肩の埃を払ったりするのは卑屈ですが、、、
まぁ、そこまでしなくても人当たりをよくするように心がけていれば、敵視されることはないということですね。

さて、このことわざは犬に向かって尾を振りなさいと忠告していることわざですが、、、
尾を振る犬を受け入れる側の者に対して忠告することわざもあります。

『尾を振る犬も噛むことあり』

ブンブンブンブンと尾っぽを振って愛想よくしている様でも、、、
ガブリッ!と噛まれて痛い目に合うぞ!気を許してはいけない!そんな奴こそ気を引き締めて見ていなければならないと注意を促すことばです。

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