物事の始まり

公園デビューの主役は子ども?それとも大人?

From:渡辺知応

最近、私が住むお寺から最寄りの駅のちょうど間くらいに新たに公園が出来ました。
その土地は長年、草がボーボーに生えていました。
前々から、一体この土地はどのように活用されるのか気にはなっていました。
数ヶ月前より重機が入り、ガッチャンガッチャンと何か作業している様子を横目に見ていました。
日に日にその全貌が明らかになり、遊具が搬入され、、、
おぉ!公園ができるのか!とわかったわけです。

市の検査を通過して、ハレて近所の公園がデビューしたのです。

さてさて、子育てをする方は『公園デビュー』という通過儀礼があるようです。
公園デビューとは、子供がはじめて公園で遊ぶ事。

だというのは、建前上のようで、、、
実際ははじめて子どもを公園に遊ばせに行った時、子どもの母親が周辺のお母さんたちと友達になる事が目的だそうです。

すでにグループを作っている母親たちの中に入る際には、さまざまな葛藤が生じるそうで、、、
どうやってその壁を越えるか、否か、、、
といった事が、離れた地域に住む友人との話題になるそうです。

なぜ、初めて入る人は様々な葛藤が生じるのかというと、、、

子ども同士が繋がりをもつ為、母親同士の関係性が重視される集団が形成されている。
その光景を目の当たりし、それらをめぐる人間関係のあり方をどうするか?
といった事が葛藤原因の多くを占めている様です。

地域社会における近代の新たな人間関係は、子どもを軸として、展開していく傾向があるようです。
まず、多くの父親は会社勤めになり、直接地域社会に顔を出す機会が少なくなりました。
母親も各家庭においてライフスタイルが異なる為、ただ単にその地域に住んでいるだけでは、新たな人間関係は築けなくなってきています。

両親揃ってわざわざ休みの日に自分達から地域社会に何かをする訳でもないですよね。
ですが、そういった気持ちは何処かにあるんですが、、、
きっかけが無いんです。

そこで、登場するのが子どもです。
子どもは学校などの地域と結びつきが強く、また核家族化が進んだ中で父親にとっても母親にとっても子どもに関する話は共通の話題として、同世代や地域社会の関心を引く事となります。

これらの事を含め、今日の地域社会における人間関係に繋がりを持たせるキーパーソンは子どもであり、その存在がとても重要になると言えますね。

今回のタイトルに公園デビューの主役は子ども?大人?と書きました。
私の結論から言えばどちらが主役ということはないと思います。
地域を支える為には、子どもは子どもの、大人は大人の役割があり、それらが地域社会を形成していますからね。

ですが、時として子どもそっちの気で、人間関係を意識し、神経をすり減らしている話を聞きます。
いやはや。いかがなものかなぁ。。。と思う今日この頃です。

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