日本の風習

『端午の節句』の主役は女性?


From:渡辺知応

来週の今頃はゴールデンウイークの真っ只中ですね。
5月5日は『こどもの日』ですね。
この日は『端午の節供』と呼ばれ、男の子が主役の日だと言われています。

まぁ、よくよく考えると不思議な節供でもあります。

なぜ、鯉のぼりは掲げるのか?
なぜ、魚が空を泳がなければならないのか?
なぜ、粽(ちまき)や柏餅を食べるのか?
なぜ、武者人形を飾るのか?
なぜ、菖蒲湯にはいるのか?
なぜ、男の子の日なのか?

なぜなぜだらけの『端午の節供』を紐解いてみようと思います。

まずもって、多くの人が思い違いしている事があります。
それは、端午の節句は元々、男の日ではないという事です。

実はこの日は、女の人がいばれる日であったり、女の人は仕事をしないで遊べる日だったのです。
この伝承は日本各地に残っており、『女の家』と呼ばれていたのです。

5月は『皐月(さつき)』と言いますよね。
この皐月は『田植えの月』という意味です。
そのため、農民にとってはとても重要な月でもありました。

そして、昔は端午の節句は田植えを行う女性たちが、田の神様を迎えて奉るために忌篭り(いみごもり:一定の場所にこもって外部との接触を断つこと)をして精進する日であったのです。

そこで、女の人は厄払いの効果があると言われている菖蒲などの植物を用いたようです。
菖蒲の鉢巻をして、菖蒲の葉で屋根を掃除して、菖蒲が浮かぶ湯に入り、菖蒲酒を飲みました。
あらゆる邪気を払い、稲苗を田に植える早乙女(さおとめ)たちの身体を清める日でもあったのです。

ちなみに、田植えの始めを『さびらき』や『さおり』といいます。
『さおり』という名前の女性には無事に成長するようにという願いが込められているそうです。

さて、女性のための節供がいつどのようにして、男の節供にすり変わったのでしょうか。
武者人形や鯉のぼりの由来はどのように生まれたのか。

この続きは次回に書きますね。
お楽しみにー!

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  1. 2016年 4月 28日

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