日本のしきたり

木や紙以外のお守りってあるんですか??


From:渡辺知応

そうそう。前回の記事(お札とお守りについて)で、、、
お札やお守りは木や紙以外に何があるのですか?
といった質問を頂きました。

そうですね。
木や紙と同様に邪悪なものから身を守るといった使われ方をするものとして、、、
魚の頭、特定の植物、ちまき、貝殻などがあります。

例えば、春の節分の日には、家の入り口や玄関先にイワシの頭とヒイラギの葉を刺しておく習慣は各地で見られますよね。
現代ではそのようにやっている家庭は少なくなったとは思いますが、聞いたことがあるのではないいでしょうか?

また、京都の祇園祭では家々の門に円錐(えんすい)形のちまきがかけられるそうです。
5月の端午の節句(たんごのせっく)にてちまきを食べるのも邪気払いの効果を得るためだと言われています。ちまきの由来はここから

沖縄では屋敷の門にシャコ貝の殻を置いたりします。

いずれにせよ、その根底には家の中に邪悪なものの侵入を避けることが目的であります。
従って、これらの物が用いられるのは、それが神秘的な力を宿した特別の物体であると信じられてきました。
(これらは陰陽五行説にて解説できますが、この話をするととても長くなるので、機会をみてお話できたら、、、と思っています。)

更には、お札やお守りは仏壇や神棚に祀る、家の中貼っておく、肌身離さず携帯する、といった方法以外に、体内に入れる方法もあります。
つまり、お守りを飲み込むといった方法もあるのです。

病気や妊婦さんの安産祈願などに用いることが多いのですが、、、
この根底にある考え方も邪気を払い、霊的な力を体内に取り込もうとして行われてきました。

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