美しき日本の言葉

新シリーズ『美しき日本の言葉』とは?


From:渡辺知応

日本語は難しい、、、
そう言っていたのは、日光で出会った日本語学校に通う外国人の方です。

例えば、英語で『I am』と言えば、自分自身を指す『主語+be動詞』ですよね。
しかし日本語では、、、
『私』『僕』『俺』『自分』『せっしゃ』『アタクシ』『あたち』などなど。
色々と言い換えることができますよね。

また、『標準語と方言。さて、どちらが”標準”なのか?』でもお話しした通り、、、
関東圏で使われている標準語や関西方面での関西弁、地方での方言などなど。
私たち日本人でも日本各地にある日本語を正確に使ったり、聞き取ったりすることは難しいと言えます。

日本の風習やしきたりを知る上でこの『日本語』を探ると面白い発見をすることがあります。

例えば、『しこたま』と聞けば、、、
『儲ける』とイメージする方が多いと思います。
あるいは、『貯め込む』や『買い込む』と組み合わせて使われることもありますよね。

つまり、『大量に』という意味ではありますが、、、
『うんと』や『どっさり』では追いつかないほどの『沢山』といった意味合いになります。

『しこたま』の元になった言葉は『しこだめる』だと言われています。
この動詞は『むやみやたらに貯め込む』といった意味です。

これが副詞に転じて、『しこだめ』になりました。
各地に伝わり、語形が変わっていき、、、
江戸に到着する頃には『しこたま』になったと考えられるようです。

また、地方では、『しこだけ』『しこたか』『しこたん』などの方言形もみられます。

『しこたん』なんて『しょこたん』みたいで、なんか可愛いですね。
でもまぁ、『貯め込む』といったネガティブイメージの言葉ですけどね。。。

『しこたま』にはなんでネガティブイメージが付きまとうかというと、、、
元々の語源である『しこだめる』には、『金品を巻き上る』や『着服する』といった意味もあったようです。
そのなごりから、『しこたま騙し取られた』や『しこたまふんだくる』といった悪いイメージが付きまとうようになったようです。
まぁ、少なくとも品のない言葉ではありますよね。

また、金品には関係なく、程度の甚だしい様子にも使われます。
例えば、『しこたま叱られた』や『しこたましぼられた』など、、、
まぁ、ネガティブイメージには変わりありませんね。

今回からの新シリーズ『美しき日本の言葉』
日本語の語源を知ることで見えてくる日本の風習やしきたりがあります。
それでは次回もお楽しみに〜!

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