ことわざ

『たなぼた』という簡略語

From:渡辺知応

棚からぼた餅、、、
どうやら、中学生や高校生など、若い世代にも好まれることわざがこの『たなぼた』こと『棚からぼた餅』だそうです。

棚の下でただ口を開けて待っているだけでぼた餅が落ちてくるという、、、
いやはや。実にうまい話ですね。
努力や苦労とは無縁で、過程はさておき結果が良ければそれでOKという事ですね。
何事にもよらず、とにかく利益を得たい。
身も蓋もない態度には開いた口がふさがらない思いもあります。

しかしまぁ、、、
これが世の中の多くの人の姿勢や欲求を反映したものでもあります。
または、庶民の飾らぬ正直な思いといえば、、、そうなのかもしれません。

ぼた餅はつい近年までたいへん好まれていました。
ある意味、季節を感じさせる食べ物でありました。
まぁ、何でも揃う時代とあって、ぼた餅の価値はだいぶ下がってしまったようですが、、、

それでも伊勢参りに行けば、ぼた餅と瓜二つの『赤福』は絶大な人気を誇っています。
見せ方や売り方で0にも100にもなるということでしょう。

さて、冒頭で述べた『たなぼた』という略語は、このことわざがしっかりと若い世代に定着した結果だといえます。
それはそれで、日本の文化を次世代につなぐ意味では良いのかな、、、とも思いますが。。。

また、江戸時代には『棚から落としたぼた餅』ということわざがあったようです。
しかし『たなぼた』の意味とはだいぶ違うようです。

これは顔立ちの良くない人をあざけった様子を指すようです。
言わんとしていることはわかりますが、、、ちょっとひどいですね。。。

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