美しき日本の言葉

男時と女時はどんな時?

From:渡辺知応

昇進が決まり、持っている株の値があがり、フットサルの大会では優勝し、運命の人と出会う。
なんとも万事うまくいっている時、これを『男時(おどき)』と言います。

逆に、、、
商談に失敗したり、競馬で大損したり、ランニング中にコケて怪我をしたり、奥さんとの喧嘩が連続して起こる。
なんとも言えないような感じで物事が進む時、これを『女時(めどき)』といいます。

つまり、ツイテいる時が『男時』で、ツイテいない時が『女時』というわけですね。

まぁ、物事には因果関係が必ず存在しますから、一概にその結果だけをみてツイテる、ツイテない、を判断するのはいかがなものかと思いますが、、、
しかし、人間のメカニズムは直前直後の結果が全てだと思ってしまう生き物です。

この男時女時は世阿弥という室町時代初期の芸能師が、『風姿花伝』の中に出てきた言葉です。
元々は演能の出来不出来について語ったものです。

例えば、去年よかったからといって、今年も上手くいくわけではない。
去年は男時でも、今年は女時だな。。。
と、自分で自分に注意を促す時に使った言葉という訳です。

1日の流れでも男時女時は巡ってくるもので、こればっかりは時の運であり、人の力ではどうしようもないものだ、、、といった事を言っています。

古来から陽は『男』で、陰は『女』をあててきました。
男時女時はこれといって男女差別を指したものではないので、、、悪しからず。
したがって、男時運気のリズムは女性にも巡ってきますからね。

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