From:渡辺知応
『一回くらいの失敗でしょぼくれるなよ』とか『そんなしょぼくれた顔は見たくもないね』
などと普通につかいますが、、、
まぁ、なんとも俗語っぽい言葉ですよね。
この『しょぼくれる』はどこかの方言のようで古くからありそうですが、、、
実はごくごく新しい言葉のようです。
似たような言葉に『しょぼしょぼ』という言葉があります。
この語句は古くからあり、これが起源である事は容易に想像がつく事と思います。
ちなみに『しょぼしょぼ』とは小雨が少しずつ降り続く様子を音にした擬態語だそうです。
で、こんな雨に濡れている様子は、いかにもみじめったらしく、みずぼらしい。
覇気のないさまを表すことになりますよね。
この『しょぼしょぼ』の一部を動詞化したの言葉が『しょぼくれる』というわけです。
これがさらに俗語臭を強くさせ『しょぼたれる』といった語句もありますが、、、
あまりメジャーではありませんね。
そうそう。雨が降る様子を表す語句に『ほそぶる』というものもあります。
もともとは『そぼつ』いい、万葉時代(今から約1400年前)からある言葉だそうです。
そぼそぼ→しょぼしょぼに変化したと大いに考えられますよね。