美しき日本の言葉

なぜ命拾いをした時に『クワバラ、クワバラ』と言うのか?

From:渡辺知応

事をし損じて、危ない目に合いそうななった時に使う言葉?
と、言うか。おまじない?というか、、、

『すんでんのところで助かったよ。クワバラクワバラ。』

『危うく命拾いをしたよ。クワバラクワバラ。』

と、いった具合で使う、『クワバラ』とはいったどんな意味があるのでしょうか?

この言葉の語源説の一つに菅原道眞(すがわらみちざね)が関わっている物語がとても有力です。

菅原道眞の領土の一つに『桑原』と呼ばれる地域があったそうだ。
で、その土地には全く雷が落ちなかったそうです。
で、もって道眞公は死んだ後に雷になったとも言われている俗説があります。

これのどこが、危ない目に合いそうななった時に使う言葉になったのか?

つまり、本来の『クワバラクワバラ』は雷除けの呪文だったということなのです。
これが変じ転じて、雷だけでなく、一般的に嫌なことや恐ろしいことから逃れたい時に使われるようになったそうです。

で、もって更に変じ転じて、物騒なところから逃げ出す時に使うようになり、、、
冒頭のように、ほっとしたところで言う場合も増えたそうです。

この手の呪文系は、一度だけ唱えただけでは効果が薄いと言われています。
大方『クワバラ、クワバラ』と二度重ねて唱えます。
で、更なる効果を期待して三度重ねて唱えると良いとされています。
狂言や落語、謡曲などにも『南無三桑原』といったセリフなどが出てきます。
これが出てきた時は仏様に頼み込む風情が伝わってきます。

『クワバラ』をまとめると、、、
寸前のところで雷に撃たれずに生き延びた。
が変じて、、、
寸前のところで死なずに済んだ。
となった訳です。
一度ではなく、二度唱える『クワバラクワバラ』、三度唱える『南無三桑原』で仏様に感謝する様子ということですね。

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