From:渡辺知応
『どざえもん』といえば、意味は水死体の事をいいます。
時代劇などでは『おう、今朝方川下の方でどざえもんが上がったってよ。』なんてセリフがあったりします。
さて、なぜこのどざえもん=水死体なのでしょうか?
まず、、、
どざえもんは『土左衛門』と書きます。
実はこの『土左衛門』はもともと江戸時代の頃に活躍した力士の名前からきているのです。
その名も『成瀬川土左衛門』
この成瀬川なる力士の体型は見事なアンコ型。
でっぷりとよく太っていて、、、
それはそれは他の力士が小さく見えるほどの圧倒的な巨漢であったそうです。
水死体を見たことがある人は少ないと思いますが、、、
体中が水を吸って、パンパンに膨れ上がっているようです。
その当時、そんな哀れな水死体を見た人が
『いやぁ、、、すごかったよ。まるで成瀬川土左衛門のように膨れちゃってててさぁ、、、』
なんて思わず口にしたのでしょう。
今では水死体の事をいう隠語みたいな感じで使われていますが、また当時は異常に太った人も『土左衛門』と呼んだそうです。
さしずめそんな時は『生きた土左衛門』を見たとでもいったのでしょうか。
まぁ、何はともあれ、夏だけじゃなくても水難事故は起こります。
これから気候の良い季節となりますが、レジャー先では気をつけて下さいね。