From:渡辺知応
『四字熟語』は四字熟語なのか?
ふと思ったので記事にしてみました。
例えば、『回転寿司』、、、
漢字が四つ並んで、一まとまりのことばになっていれば四字熟語かのか?
まぁ、少々強引で荒っぽいという声が聞こえてきそうですが、、、
ごもっともな意見ですね。
中国由来の漢語に限るとは言わなくても、音読みのことばでないとなぁ。。。
その気持ちはわかるといえば、わかります。
ふむ。『弱肉強食』はいいけど、『焼肉定食』を四字熟語と呼ぶ人はいないし、、、
そろそろ秋のセールが始まるな。
『期間限定』はどうだ?
今だけしか買えないぞー!
『御誕生日』ほぉ。
誰かの誕生日にこの四字熟語?をプレゼントしても喜ばれないな、、、
ではでは、『の』を『之』と表記して四字熟語にしてしまうのはどうだろうか?
例えば、、、
ことわざ『漁夫の利』(ぎょふのり:当事者同士が争っているうちに、第三者が何の苦労もなく利益をさらうことのたとえ)を、、、
『漁夫之利』と書けばなんだか立派な四字熟語に見えてくるのは私だけでしょうか?
何が四字熟語なのか?漢字が四つ並んでいればいいのか?
『渡辺知応』は予選落ちで仕方ないが、、、
『日本銀行』だって違うし。。。
って、どちらも固有名詞ですね。
『国語辞書』は普通名詞だし、、、
『百発百中』は四字熟語だけど、『三球三振』はちと違う、、、
古かったり、漢籍に由来していたり、教訓が組み込まれていたり、ことわざめいたりするのが四字熟語なのかな?
いやいや。
対句(ついく:語格や意味の相対する二つ以上の句を対照的に並べて表現する方法)のような修辞的なところがないとダメなのか、、、
まぁ、それぞれには幾ばくかの根拠があるようですが、、、
侃々諤々(かんかんがくがく:正しいと思うことを堂々と主張する様子 また、盛んに議論する様子)の場面が頭をよぎりますが、結局のところウィキペディアによれば、、、
日本において漢字4文字で作られた熟語を指す用語。学術的な用語ではなく、4字の熟語や成語を指す概念として自然発生的に現れた比較的新しい用語である。最広義には漢字4字で構成される言葉の全てを指すものとして解釈できるが、最近では、より狭い範囲をもって四字熟語とすることも一般的であり、しかもその定義は人によって一定でない。(Wikipediaより)
なるほど、、、
つまり、漢字が四つ並んだら四字熟語ってことなんですね。
では、はじめに戻ります。
『四字熟語』は四字熟語なのか?