日本の禁忌(タブー)

人類史上、最初に掟を破ったのは誰だ?!


From:渡辺知応

 

どんな世界にもルールが存在します。
で、ルールが存在すると言うことは、それを破る者が必ず出てきます。

まぁ、そこは知恵をたくさん持ち合わせている人間の摂理なので、、、
仕方ないと言えば、仕方ありません。
ですが、その後は厳しいお仕置きが待っています。

さて、この人類で初めてルールを破った人と言えば、、、

そうです。
誰もが知ってる、アダムとイブです。
要するに『禁忌(タブー)=してはいけないこと』の概念というのは人類の誕生とともにあったということです。

日本はもちろんのこと、世界各国それぞれの地域で禁忌は存在します。
今日は少し視点をかえて、日本云々ではなく、人類で初めて掟を破ったお話しをご紹介しますね。

ところで、、、
アダムとイブはどちらが先に掟を破ったか知っていますか?

では、最初からお話しましょう。
まず、『神』と呼ばれる存在がアダムを作り出しました。

主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者になった(出典:旧約聖書/創世記)

ほぉ。そうだったんですね。
鼻から命の息を吹き入れてたのか、、、

なにはともあれ、アダムは人類最初の人間となったわけです。
ですがここで問題がおこります。

寂しさが芽生え、心を通わせ、ともに生きる相手がいない孤独に落ちいるのです。
そこでまたまた登場した『神』が救いの手を差し伸べます。

主なる神はいわれた。「人が独りでいるのはよくない。彼に合う助ける者をつくろう」(出典:旧約聖書/創世記)

なんとも。さすが『神』と呼ばれるだけはあります。
よーく人の心をわかってらっしゃる。

アダムは神によって深い眠りに落とされたそうです。
肋骨の一部を抜き取り、その骨から一人の人間を作り出しました。
そうです。イブです。

その後、『神』は二人をエデンの園へ連れて行きます。
果実が木々いっぱいに実っていました。
そこで、一言こう告げました。

「自由に食べていいけど、、、あの木になっている実だけは食べてはいけない。あの果実は『善悪を知る種からできた木』からできた禁断の実だ。絶対に食べてはいけない。絶対にだ。いいね。絶対だよ。食べたら知らないからね。」

と忠告をしました。

でました。人類初の『食べるな=食べてみたい』の法則。
うーん。どうしても食べてみたいアダムとイブ。
でも『神』からは絶対に食べるな!と言われているし、、、

きっとあのリアクション芸人だったらすぐに食べるであろう。

そこで登場するのが邪のヘビです。
心揺れる二人を煽る煽る。
「あの木になっている実は、知恵の果実だよ。さぁ食べてごらんよお二人さん♡」

イブは誘惑に負けてしまう。
禁断の実を食べてしまうのである。

人類初の掟破りをしたのはイブでした。
知恵のついたイブは、「おっ!そうだ!アダムにも食べさせて同罪にさせてしまおう。」と考えたわけです。
で、アダムも掟を破ったわけだ。

うーん。いつの時代も女の誘惑に負けるのが男の定めか、、、なんて当時の『神』は思ったのかもしれませんね。

さて、禁断の果実を食べた二人がとった最初の行動はというと、、、
知恵が付き、お互いが裸でいることに気がついたそうだ。
慌てて、イチジクの葉で腰のあたりを隠すと、、、
待ったましたと言わんばかりに『神』が現れたそうです。

「ん?何してんの?その葉っぱで?あれあれー?もしかして自分たちが裸って事に気がついちゃった?で、その葉っぱで隠す事を考えた訳だー。するってーと腰を覆ったのは知恵を得た証拠だよね?ふーん。あの果実食べたっしょ?」

と言ったわけだ。(まぁこんな言い方ではないと思いますが、、、)

掟を破ったアダムとイブはエデンの園から追い出されてしまう。
そして、やがては土に帰る存在だという事を知らされる。
つまり、『死』を教えられたのです。

と、いったエピソードですが、あなたもこの物語は大なり小なり聞いた事があると思います。

この事について民俗学者の新谷尚紀氏は自身の著書で以下のように書いています。

創世記に記されたこのエピソードは人類が犯した最初の罪=原罪を語るものだが、禁忌がどのような意味を持つものか、それをよく示唆している(出典:日本人の禁忌/新谷尚紀)

ほぉ。とても興味深いですね。
続けて、こう言っています。

ここでは禁忌は神の領域を守るものとしての意味を持っている。神は知恵を独占することで神たりえているという構図である。(出典:日本人の禁忌/新谷尚紀)

掟を破り、知恵を得た二人は楽園からの追放という罰を受けることになったわけだ。

そして、まとめにこうも言っています。

それは同時に、彼らが人として自覚を持って生き始めたことでもあった。禁忌を破ることにはある種の目覚め、覚醒という側面があるようだ。(出典:日本人の禁忌/新谷尚紀)

なるほど。
掟を破りそれによって得た新たな知識が成長へとつながる訳ですね。

人が生きるために必ず必要となる『禁忌(タブー)』
こう考えると奥が深いですね。。。

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